令和二年 弥生

 この頃は大変な風が吹き、寒の戻りを感じつつも見上げれば桜の蕾がほんのり色付き、少しづつ春の訪れが日に映える頃となってきました。
 世間ではコロナウイルスなどが流行っておりますが、皆様方も罹患されないようお気を付け下さいませ。


 さて、4月24日午前10時より、当社伊和志津神社では春祭をご斎行申し上げます。このお祭りは、いよいよ暖かくなってきた春を寿ぎ、五穀の豊作を祈願する大切なお祭りです。
 この周辺も開発が進んでおりますが、お米を作っておられる農家さんが居られます。毎秋、採れたての新米をご奉納頂き、神前にお供えさせて頂いております。日々当たり前のように口にしている農作物の恵みに感謝し、皆様が実り多き、幸溢れる一年でありますようにとご奉仕申し上げます。
 今年より、一般の方にも祭典に参列頂けるようになりました。昨今の事情を考慮頂きまして、ご参列頂けます方はどうぞご参列下さいませ。(拝殿内参列には席の限りがあります)


 祭典の後には釜の湯を笹の葉で周囲に振りまき、罪穢をお祓いする湯立神事を斎行致します。知らず計らず罪穢れというものは、目に見えないところに降り積もるものです。これを湯立の湯で祓い清め、心機一転となる春の頃を清々しい心でお過ごしになって下さい。



 次に、期間限定朱印のご案内です。春の限定朱印「花嵐」を3月朔日よりご奉仕致しております。宝塚市の花であるすみれの花と、桜の花を四隅にあしらい、当社の一本桜が咲き誇る様子を切り取ったものです。5月末までお頒けしておりますので、ご参拝と共に四季の移ろいをお楽しみ下さい。



 桜の咲き始めより一週間程、午後6時から午後8時の間で、一本桜のライトアップを行います。暗い中ですので足元にお気を付けになってお越し下さいませ。
 (尚、授与所は平常通り午後5時までとなっております。)